フォトグラファーAYATO.にインタビュー -Vol.3-

-写真展も開催されていましたが一番お気に入りの写真はありますか？

AYATO.：ハウスダンサーのSHUHO(しゅうほう)さんを渋谷のスクランブル交差点で撮影したこちらの写真です。テーマは“jump over”。移り変わりの激しい世界でもその形にとらわれずしっかり波に乗り、自分を自分らしく表現し続ける【意思】を表現しました。

流行から自分の好きなものを好きな形でダンスに取り入れるSHUHOさんが、この流動的で形のない場所でダンスをする。その一瞬を撮るのにとても意味があるんじゃないかなと思ってこの作品を考え始めました。が、撮るのはとても大変でした(笑)こちらは多重露光という技術で撮っています。一発でこういう風に写すためには何をどうしたらいいのか、もの凄く考えてから撮影しました。

-今まで撮影してきた中で一番好きな写真を教えてください。

AYATO.：ISSEIと撮ったこちらの写真です。バク宙しているところを撮ったのですが、上下の向きを変えたら面白いなと思って、この形にしました。

-躍動感のある写真はどのようにとっているのですか？

AYATO.：うーん普段あまり考えたことないですね。動いている人を撮れば躍動感はでるのかなと！(笑)

-タイミングの問題ですかね？

AYATO.：そうですね！シャッターのタイミングがとても大事だと思います。それが自分もダンスをやってきてよかったなと思える部分でした。次の動きの予測ができることが、すごく大きなメリットになっています。

-1番印象に残っているアーティストさんはいらっしゃいますか？

AYATO.：初めてグループのアーティスト写真を撮らせて頂いたDa-iCEさんですね！Da-iCEさんのデビュー時の写真を撮らせていただきました。僕が写真学校をちょうど卒業する頃に撮影したんですよね。で、またいつか一緒に仕事したいなあと思っていたんですけど、この前7年越しにそれが叶ったことがすごく嬉しかったです。この仕事は一生忘れないです。