E-girlsなど多数の振付担当するダンサーKyo Koyauchi -Vol.2-

19.03.27

-振付を行う際に男性、女性アーティスト・男女混合グループの方でそれぞれ気をつけている事はありますか?

Kyo Koyauchi:女性のグループだと、E-girlsの振付をした時は、自分の踊るスタイルだけじゃどうなんだろうっていうのはあって。でもやっぱり自分に声がかかったってことは自分らしさも取り入れていきたいなっていうのもあったので、自分で作ったものをちょっと女性っぽくしてみたりだとかっていうのは意識したりしましたね。男女混合だとlol の振付をしたんですけど、その時は僕と女性振付師の二人でつくったので、僕はそこまで男女感は考えてなかったですね。男性アーティストに関しても男性だからどうっていう気をつける部分っていうのはあんまりないかもしれないです。というよりも、振付するアーティストの色を意識してつくることが同性の場合は多いですね。

-大人数と少人数のダンスの構成の違いはありますか?

Kyo Koyauchi:僕は結構振付する時に振りからじゃなくて構成を1回作ってから振りをつくるんですけど、特に違いというのはないかもしれないです。大人数のグループの場合、全員で1つの構成を作る時もありますし、グループを分けてそれぞれ何パターンか作るとかっていうやり方はしたりします。

-様々なアーティスト・楽曲に携わり、振り幅の広いコリオをたくさんつくられていますが、アイデアはどのように思い浮かびますか?

Kyo Koyauchi:曲を最初いただいた時に結構聞き込むんですけど、最初の印象は残しつつ、自分なりに歌詞もみながら更に聞き込んでいろんなイメージをして、自分の中で振付をする上での楽曲の裏テーマを決めます。例えば、すごいざっくりしたテーマだったら、「人をすごいハッピーにする幸せ野郎たち」みたいなのとか(笑) 「スタイリッシュな王子様」だったりだとか、そこから色々妄想していく感じですね。

-バックダンサーとしてツアーも周られてると思いますが、お客さんを盛り上げる為に意識していることはありますか?

Kyo Koyauchi:楽曲によって今はお客さんを笑顔にするのか、それともアーティストさんのかっこいいパフォーマンスを引き立てるべきなのかとかそういうスイッチっていうのは意識してます。

-アーティストのツアー毎に一緒に回るCrewも変わってくると思いますが、どの現場でもうまくやっていくコツがあれば教えてください。

Kyo Koyauchi:あまり人のことには鑑賞しすぎないことですかね。ダンスに関しては個性も重要なので、現場によってその個性が重要視されてるのか、それとももっと踊りの部分で揃えないといけないっていう現場なのか。現場によってそれはあるかもしれないです。基本的に僕は気を遣うタイプではないので、リラックスしたい時はするし、休みたい時は休むって感じで結構自由にしてます。

-たくさんのライブツアーを併行したり、ワークショップを行ったりと忙しい日々だと思いますが、ハードなスケジュールを乗り切る秘訣などはありますか?

Kyo Koyauchi:たまにもうギリギリな時ありますけどね。去年とかすごい忙しくて、それが原因で自分に余裕がなくなったりして、周りに迷惑かけた時期もあるので、すごい自信を持ってうまくやっていくコツはこうですって言えないんですけど。サラリーマンとかどんな職業にしても自分の嫌なことをしなきゃいけない時って絶対あると思うんですよ。それに比べると、自分の今の仕事でしんどい時期くらいへっちゃらに思わないといけないっていうか、多分全然苦でもないし、特にプレイヤーってなるとずっと出来るわけじゃないし、今しか出来ないと思うので。もちろんリラックスもします。ちょっと時間見つけて銭湯行くとか、あまり行けてないんですけど友達と二人で釣りにいってボーッとして他愛もない話したりだとか(笑)それがすごい良い時間ですね。

Vol.3に続く…

 

Kyo Koyauchi
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